純情なだけに………

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『そうですか、それなら安心しました。』 由紀乃は肩を撫で下ろし安心した表情になった。 『大丈夫大丈夫…うん大丈夫だったよ。』 健太は由紀乃から目を反らし繰り返して言った瞬間、由紀乃は健太をジッと見つめて、いや睨み……… 『あの………ウソをついてませんか?』 健太はヤバいと思い内心焦った状態で冷静さを保ちながら 『ほ、本当に大丈夫だったよ、マジでさ。』 『そうですか、なら良いんですが………』 由紀乃はにっこり笑って言った。 あ〜怖かった。しかし由紀乃は勘が鋭いな……… 『ところで健太さん、相談があるのですが………?』 由紀乃は改って健太を見て言うと、健太はは由紀乃の相談とは何か気になり、健太も改まって 『はい、何でしょう?』 由紀乃は不安そうな表情で健太を見ながら 『次の学校がお休みの日は空いてますか………?』 健太は由紀乃の不安そうな表情に内心心配しながら 『何も予定はないよ。どうして?』 健太は由紀乃に理由を聞き返すと、由紀乃はうつむきながら健太に 『あの………もう一度遊びませんか?昨日は私の為に、どこにも遊びに行けませんでしたから………』 健太は由紀乃を安心させる為に自分の感想を率直に伝え様と 『次の休み?空いてるよ。でも、昨日は昨日で楽しかったったけどな。』 由紀乃は夜景がまばらに映る暗くなった窓の外を眺めながら 『健太さんにそう言ってもらえて嬉しいのですが………やっぱり外で遊びたかったです。』 健太はまた安心させる為に笑顔で由紀乃に 『わかった。いいよ次の休みにさ、また遊ぼうよ。』 『良かったです。断られたらどうしようかと思いました。』 健太の言葉に由紀乃の顔は安心した表情になっていた。 健太は由紀乃の言葉に笑って 『由紀乃は大げさだな、大丈夫だよ。どこに行こうか?』 由紀乃は照れながら 『どこでも構わないですよ。健太さんにお任せします。』 健太は少し考えて 『それじゃ、その時に決めようか?』 由紀乃は健太の意見に 『そうですね。今から楽しみです。今度は、健太さんと普通に遊びたいです。』 健太は笑顔で由紀乃に 『俺も今から楽しみさ。由紀乃と遊べる事、俺は嬉しいよ。』 『その言葉は本当ですか?信じて良いんですか………?』 由紀乃は健太に聞き返した。 『本当さ…今の言葉にウソや偽りはないよ。』 健太は由紀乃に言い切った。 『健太さんは…なんでそんなに私に優しいんですか?』 間を置いて由紀乃はをうつむいて健太に不思議そうに聞いた。
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