純情なだけに………

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次の日放課後……… クラスの片隅で由紀乃が友達と話をしていた頃、健太は文句を言いながら居残りをしていた。 『ったく、数学の提出物を今日まで出せって………めんどくさいぜ。はぁ~忘れてたよ。』 友達と話を終えて、由紀乃が健太のところへやってきた。 『何をやってるんですか?』 『見ての通り、数学の居残り。』   健太は提出物をやりながら笑って言って言うと、由紀乃は健太がやってる提出物を横から覗きこんで笑って 『いつもの………って事ですね。本当に宿題が嫌いなんですね。』 『そう、いつものだよ。本当に宿題は嫌いだぁ~。』 健太は自分の手で、シャープペンを回しながらため息をつきながら言った。 『話は変わりますが、友達を紹介してくれてありがとうございました。』   由紀乃は健太にお礼を言った。 健太は初めて由紀乃に声をかけた後に一年の頃に同じクラスだった女の子友達を由紀乃に紹介をしていた。 『当たり前の事をしたまでだよ。喜んでくれて良かった。』 健太は嬉しそうに笑顔で言った。 『みんな、良い人ばかりで………私でも友達が出来ました。凄く嬉しいです。』 由紀乃は喜んで言った。 『紹介した女の子達は、良い奴ばかりだからさ。大丈夫だよ。良し、終わった。』 健太は由紀乃にそう言うと、提出物を持って、職員室へと行った。
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