初めての会話

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健太は外方を向き照れながら 『ありがとう………』 上杉も照れながら顔を赤くし 『それなら健太………さん………私も周りから呼ばれる時は由紀乃って呼ばれてるんで、そっちの方がしっくりくるかな〜………』 健太は上杉の言葉に照れてしまい 『女子を下の名前で呼んだ事ないから照れがあるけど………上杉さんがそう言うなら………由紀乃って下の名前で呼ぶね。』 由紀乃は健太が呼び捨てで由紀乃と言った時にまたも照れて 『あ、ありがとうございます………』 健太は腕時計で時間を見て 『そろそろ昼休みが終わるから教室に戻ろうか。』 由紀乃も自分の腕時計を見て 『そうですね。そろそろ時間ですね。教室に戻りましょう。』 しかし、さっきの悲しい顔は何だろう……… う〜ん、気になる……… …………… その日の放課後、安房鴨川駅 健太はその日の鴻池の古典の宿題を忘れて放課後に宿題をやってから、職員室に居た鴻池に宿題を提出してから下校したので帰りが遅くなり18時過ぎに駅に到着した。 健太は1番線から内房線に乗り込み車両を見渡し、4人掛けのボックス席の前で立ち止まり 『ここ、座って良いかな?』 『あれ、健太さん………もちろんです。どうぞ………』 そのボックス席には上杉が座り雑誌を読んでいた。 『この時間に下校ってどうした?帰りいつも遅いの?』 上杉は笑顔で 『私、パソコン部に所属してまして、部活が終わった後の掃除当番だったので遅くなりました。健太さんは?』 健太は外方を向き笑いを堪えて 『さて、話しを変えようか。』 上杉は健太の態度に笑って 『健太さん、ズル〜イ。』 健太は笑ってしまい 『古典の宿題を忘れてね。で、放課後にやって提出したらこの時間に。』 上杉は健太の言葉に笑ってしまい 『そう言えば古典の時間に鴻池先生に言われてましたもんね。』 健太も上杉につられて笑ってしまい 『笑い過ぎだよ。遅くなっても提出したんだから終わりよければだよ。』 上杉は健太の言葉にまた笑い 『健太さんが宿題を忘れなきゃ良いかと。』 健太は 『由紀乃は痛いところをつくんだから〜。』 内房線の発車時刻となりドアが閉まり列車が発車した。 千葉県鴨川市にある安房鴨川駅は、外房線と内房線と言う列車が走っていて。 千葉駅から蘇我駅に行き、大網駅茂原駅上総一ノ宮駅を経由して安房鴨川駅に行く列車を外房線と言う。 千葉駅から蘇我駅に行き、木更津駅、浜金谷駅、館山駅を経由して安房鴨川駅に行く列車を内房線と言う。 追伸だが 外房線も内房線も1時間に1本しかなく乗り遅れると1時間も待たされた。
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