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義父 『おーい、帰ったぞー』
義姉 『おかえり、父さん。………なにそれ? さらってきたの?』
義父 『人聞きの悪い。今回の仕事の報酬で現物払いだ』
義姉 『はあ? それ、ただ飯ぐらいを押し付けられただけじゃん。頭悪いんだから勝手なことするんじゃないよ。………ふうん。顔はまあまあ。ちゃんと綺麗に整えればいい感じに売れそうだね』
義父 『だろう!? はっは! 俺は頭悪くねえや』
義姉 『酒の飲み過ぎで頭飛んでるんだから、悪いわけないだろうがよ。っと。あんた。まずは風呂だね。臭いし汚い』
義姉 『………うーむ、まだ若いな。若い………若い? 幼い、うん、幼いな。………うーん、まだね。まだ。すこーしずつ、すこーしずつ」ジュルリ
義姉 『私のことはお姉さまと呼びなさい』
孤児 『わかりましたお姉さま』
義姉 『うふふふふ』ゾクゾクゾク
孤児 『(お姉さま、喜んでくれる!)』
義姉 『こら、汚い言葉使わないの。『俺』なんて駄目よ』
孤児 『(『お姉さま』って言ったら喜ばれて、『俺』はダメなのか。………)俺様?』
義姉 『………………………逆にあり』ハナヂボタボタ
義姉 『ここを、こうすると、女の子は気持ちよくなるの』
孤児 『は、はい』
義姉 『気持ちよくなると、嬉しくなるのよ』
孤児 『お、俺様、頑張ります!』
義姉 『ええ、そうね。いただきま~す』
趙雲 「………………………………………………………」
恋々 「? あれ、どうした、子龍さん。顔色悪いぞ?」
趙雲 「え、ああ、いや、ちょっと昔のことを思い出してな。………俺様、よく、女恐怖症にならなかったよな………」
董麗 「?? 過去に何か嫌なことでも?」
趙雲 「ああ、いや、別に何でもないですよ。何でも」
趙雲 (なんだかんだで、あの時はあの人に恩を返そうと必死だったからなぁ。でも、後から思い返すと、あの人ただの性犯罪者なんだよなぁ。死んだ時も、俺様よりも年下の子どもに刺されてたからなぁ。やべえ人だったなぁ)
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