ただの友達

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野球好きの父親のせいなのか、お陰なのか アタシは普通の女の子より野球に詳しかった だから野球部の男の子たちとは野球の話とかで盛り上がったり、仲よくしてもらっていた もちろんアイツとも… アイツが大ファンだった巨人の上原が登板した翌日は必ず話を聞かされた 恋心など一切ないサバサバした関係だった アタシは中学に入ってはじめて恋をした バスケ部の2コ上の先輩だった 毎日、半ばストーカーのように先輩の姿を追いかけ 先輩にあうために毎日休まず学校に通った 目が合えば1日㊥幸せだった そんなアタシの姿を見たアイツは バカじゃねぇの とよく言ってきた
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