53人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺、いや私はレンゼル·アルト·メーメルン。アシュレイ様のミドルネーム頂いてます。でも錬金術使えなくって…」
こう言うと
「…変だな?魔力の流れがおかしくないか?」
リリティーゼ様が俺をじっくり見て言う。
「…滞ってるな」
「…人為的だね。メーメルン公爵家に呪詛仕掛けるなんて、僕たちにケンカ売ってるのかな?」
あ…。
なんか影がユラユラしてる…。
こわっ!
「…あ、でも見てよ!この子"召喚魔法"なんて珍しいモノ持ってるよ!…天照様の幸運加護、良い仕事してるね!…ウフフフフ…イイコト思い付いたよ」
なんか、ヤバそうなんだけども。
「お~?偶然だな。俺もイイコト考えたぞ!」
ますますヤバイ…。
「一石二鳥、いや三鳥かな?僕たち=退屈脱却。メーメルン公爵家=呪詛掛けたおバカ返り討ち、魔法も錬金術も使えないオチコボレの子孫公子をスパルタで使えるようにする」
「「やることたくさんあって、楽しそーーー!!!」」
「「「召喚魔法ですぐ喚べ、今すぐ肉体に戻って私(俺&僕)を召喚しろ!!!」」」
「いや無理です!だって召喚魔法、成功したことないし」
「「「大丈夫!召喚陣にも呪詛の影響出てるけど、こっちから抉じ開けてやるから!!!」」」
最強の獣は欲しいと思ったけど、最凶の神様'sは喚びたくない。
スパルタで教えられるのもイヤだ…。
最初のコメントを投稿しよう!