【台本】茨城弁

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男:2 大和:「年末年始は母さんの実家に行ったんだけどさ、みんな茨城弁だからまいったよ……。あ、そういやさ、タケルも茨城出身だけど、訛りないよな」 タケル:「ん? 俺もフツーに話すとこんなんだど? 他県の人から見っと喧嘩してるように見えるし、言葉通じねー時あっがら標準語しゃべってっけどよ」 大和:「マジかよ!? え、じゃあさ、分かんなかった茨城弁の意味とか聞いてみていい?」 タケル:「なにが分かんねんで?」 大和:「いくつかあるけど、よくよく?って、なんだ?」 タケル:「あー、よくよくはよく使うどな。酷いとか、目も当てらんねーって意味で、『課金しても欲しいの出なきゃよくよくだどな』って感じで使うなぁ」 大和:「へぇ……って、それこの前の俺のことじゃねーか!」 タケル:「うおっ!? いきなり大声出すなよごじゃっぺ!」 大和:「ご、ごじゃ……?」 タケル:「ごじゃっぺ、馬鹿って意味」 大和:「なるほど……って、お前茨城弁になってから俺のことディスってばっかだな!?」 タケル:「気のせいってやつだ。んで、他に分かんねー言葉あんのけ?」 大和:「絶対気のせいじゃないぞ……。これが1番分かんなかったんだけど、こわいってなんだ? ばーちゃんが体がこわいからって、部屋に戻ってったんだけど」 タケル:「体調不良のことだな。基本的だるいって意味だけど、頭がこわいって言ったら、頭が不調ってことだど」 大和:「へぇ、そっか。ありがとう、標準語に戻ってくれるか?」 タケル:「分かった。はぁ……もどるのしんどい……」
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