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「まぁ、言わないなら言わないでいいけど。やっと手に入れることが出来たし」
三上さんはそれ以上、追及してこなかった。
「がっかりしなかったですか?」
「何でそんなこと聞くの?」
「手に入れてみたら、大したことなかったみたいな。その過程の方が楽しかったなみたいな」
「じゃあ、もっと楽しませてくれるの?」
「そうゆう意味じゃなくて」
「自分で墓穴掘ってるの、わかってる?」
「もういいです」
三上さんの胸に顔を押し付ける。
「今日はもうゆっくり休んでいいよ。また明日、もう少し頑張ってみようか」
やっぱり今日の私じゃ満足できなかったってこと?
「もっと気持ちよくさせてあげるから。俺が最後の男になっても後悔しないように」
最後の男って何?もう意味わかんないし。
今日の私じゃ、何言っても無駄っぽいし。
もう明日、いろいろ考えればいいよね。
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