はじまりの時

1/2
前へ
/134ページ
次へ

はじまりの時

目を覚ますと、体が重い。 なんでだったかな。 昨日は、早智絵に連れられてコンパにいったんだったけかな? そこで、飲みすぎたか。 朝日が、目を閉じめても突き刺さっていくみたいに、明るい。 今日ってなにがあったかな。 もうちょっと寝れるんだったかな。 一限はいれてなかったけど、、、。 ぼーと天井を見ると、、、あれ、いつもと違う? ん? 首が不自然なくらいぎこちなく横を見ると、 誰もいないけど、 誰かいた跡がある。 真っ白なシーツに濃紺の布団は一人抜け出した跡を残していた。 そして、続くシャワー音。 これは、、、 何? 私の服は、、、着ていない。 サーーーっと血の気が抜く音がする。 部屋を見回すと、あたりに脱ぎっぱなしの男女の服が散乱していた。 まるで、昨晩が獣のまぐわいだったかのように、荒々しいものがある。
/134ページ

最初のコメントを投稿しよう!

198人が本棚に入れています
本棚に追加