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相手を探すところから
駆け足で駅のフォームについたら、そこは、私が住む駅から2つぐらい離れていた。
ホテルかマンションかなんて区別つかないほど豪華すぎてスタッフがいるかどうかなんて見てないことに気が付いたのは電車に乗った後だった。
スマフォで駅までルート検索したから、とりあえず、履歴には残ってるかもしれないけどもう一度あの場所にいく度胸がない。
やたら喉が渇いて、水を買いに売店に行ったときにいつも財布を開いたところにあるものがない。
学生証・・・どこいった?
財布の一番最初のケースに入れてるはずなのに。
なんでだろう。
「お客様?」
店員さんの不審な顔にハッとすると、
「な・・・・なんでもない・・・です」
キョトと、店員さんと目が合う。
な、なんで声がでないのよ・・・・。
店員さんの同情するような目が痛い。
とりあえず、気を直して、200円を差し出すと、50円のおつりが返ってきた。
はぁ、、、
最悪な朝だ。
夢見るヴァージンロスの相手もだれかわからないなんて。
シャワー中の相手の顔でも見たほうがよかったのだろうか。
いやいや、いやいや。
怖い。
覚えてない昨日のことを考えるのも怖すぎる。
知らない相手なんてまじないし、ありえないよ~~
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