あなたのために恋する時間を

相手を探すところから

バスを乗り継いで大学に行くと、人とのすれ違いでなんだかみられてる気がした。
怖いー！！

けど、

なんだか不思議。

見慣れた風景なのになんだか、私だけが浮き立ってるような変な感じ。
ヴァージンって、大切なもの？
それがなくなったから私は私じゃなくなる？
しかも覚えてない。

誰となんかまったくもって記憶にございません。
ってか、実はロストしちゃってないかも？
いやいや、
あのキスマークでなにもなかったはないでしょ。
さすがに、、、

教室に着くと、里恵の他にも何人かが集まって話をしてた。

「おはよー！」

元気よく声かけたつもりなのに、賑わってた空気が一瞬で凍りつく。

ん？

「里恵？」

「やっときたなー！未奈！」
「もう早く座りなさいよ」
「ちょっとー！遅いじゃないの」

きゃーッと何故か色めき立つのは何故！？

「ど、どうしちゃったの？」

本気でわかんない。