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「見合って見合ってはっけよい!のこった!」という俊介の掛け声が上がると、次郎と英二は闘牛のように激しくぶつかり合いました。
勝負は朝に始まりましたが、伯仲の間である為、力量が拮抗し、一向に決着がつきません。
何せ、得意の組手が右四つ同士である為、がっぷり四つに組んだ儘、両者が一歩も引かず滞ることも屡でしたから両者の飽くなき戦いは昼を過ぎ、夜へ突入し、延々と続きました。
その最中、俊介がはっけよいとかのこったのこったとか言う合間にどれだけ水入りしたことでしょう・・・
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