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まえがき
四国と中国地方に挟まれた瀬戸内海
風光明媚な美しい芸予諸島に浮かぶ島々のなかに
昔から海神武神をお祀りする大山祗神社が鎮座する国宝の島大三島がある。
現在は愛媛県今治市大三島町
しまなみ海道沿線の観光地のひとつ
国内で有名なサイクリングの聖地。
大山祗神社に程近い整備された公園のなかに
向き合う男女の銅像がある。
まるで天の川を挟んで見つめ合う
織姫と彦星のように
瀬戸内のジャンヌダルクといわれる鶴姫と
恋人であったという越智安成
距離を置かれて立つ二人の銅像
鈴を乗せた手のひらは互いを求めるかのように差し出して
その表情は、切なそうにも、はにかんでいるようにも見える...
二人の銅像を見た瞬間
どうしてこんなに距離を置かれて作られたのか?
寄り添うように並んで作ったらイイのに?
この離れた距離が、よりロマンスを物語るのか。。それもいいか
実在していない。伝説、伝承といわれているけど
戦国時代の若者の恋愛事情なんて分からんですもん。。
純粋な片思いの方が伝説としては、切なくて素敵?
二体の、いえ二人の銅像を見ていたら、妄想が溢れ出てきた!
妄想としては宿命には逆らえなくとも、その時確かに熱く愛し合った二人がいたと綴りたい。
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