第二章

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自分がそうしたくせに迷惑そうで、まるで汚物でも見るような蔑んだ目 傷だらけで痩せ細った少年は、息をするのもやっとなくらいなのが見てるだけでわかった 「もーやっちまおうかって話してるとこでさ そんときの後始末なんだけど」 まったく人の心を持ち合わせない非道な言葉をツラツラ並べる 「それなら俺が引き取る いいよな」 「マジで?!助かる!さすが兄貴 でもアレ飯食わないしそろそろ死ぬんじゃね?」 バカな弟の頭を叩きつけ 「はよ親父に連絡とれバカが」 と吐き捨てた
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