第二章

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胸を撫で下ろし、なんとか命を救えるよう願う一喬(イチタカ)に橘は耳にタコができるほど伝えてきたことに改めて釘を刺した 「あのバカといい加減縁切れや これはあんまりだぞ」 「わかってる」 「俺が兄貴なら間違いなくぶっ殺してる」 調べはすぐについた この子の名前は氷室久志 アイツらに捕まったのが半年くらい前 理由は付き合ってた奴をイジメたから、か… 「幼児か、あのバカ」 更に調べたら、悲惨な事実がわかった あのバカに自殺に追い込まれた父親と、父親に殺された事になってるこの子
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