第二章

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こんな子ども相手にしての酷い制裁にさすがに怒りが込み上げた 一日中、ほとんど寝たきり 呼び掛けても反応すらしないこの子は、何かを思い出したように泣き叫ぶ時があった 反狂乱そんな感じで… そしてそんな時は安定剤を打ち落ち着かせる 橘もなるべく着いててくれたこともあってか、今では目を開けるようにまではなった 「ここがどこかわかる?」 だが反応は無 「名前は言える?」 彼はまた目をつぶった
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