第二章

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「久志 お前の名前は氷室久志だよな」 「…」 そう言うと、閉じていた目が開かれて涙が落ちた その反応に胸を撫で下ろした橘は、久志の頭を撫でた 「久志か。いい名前だな ゆっくり休むといい ここは安全だ」 目が動く 「…」 橘を見て俺を見て、そして………また静かに目を閉じた 「…」
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