抜殻-00

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抜殻-00

 瓦礫に潰され死んでいく  銃に撃たれて死んでいく  無慈悲に殺され死んでいく  空を憎んで死んでいく  ……救いなんてない。  あるのは濁った罪の泥だけ。  拭いたい、と私は願った。  涙の跡から呪いが滲む。  霧のような血液が、何かを具現化させていく。  一方は善意の狐。  もう一方は悪意の赤鬼。  ……選ぶまでもない。  人は、生まれながらにして■なんだから。
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