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入ったらすぐ見えるベットに投げられる。
「いたっ・・・」
「見た目は弱々しいのにずいぶんキツイ事言うじゃん。それがお前達家族の本心か」
「被害者ぶってたら誰か助けてくれたか?女々しいんだよ!」
セフレという言葉に傷ついた。そこまで堕とされて黙っているほど僕はお人好しではない。
またテキーラの瓶を持ってくる。
「・・・また飲ませるの?」
志音は強引に僕のズボンを抜かして四つん這いにさせた。下着も剥ぎ取り、むき出しになった後ろの穴にテキーラの瓶の先を突っ込まれ液体が腹に流れていくのを感じる。
「なにすっ・・・」
さすがに全部は注がなかったが僕がおかしくなる量は入った。
一気に酔いがまわる。シーツを握って耐えたが、すぐに力が抜けていった。
「・・・髪、似合ってる」
背後から耳元で囁かれて、慣らす間もなく後ろから突かれた。
「あ・・ん・・・志音・・・・・」
突かれる動きにあわせて漏れる声。ぐちゅぐちゅと水の音がする。入り切らない酒が逆流してシーツをぬらして冷たい。
「どうやったらお前に罰が与えられるんだろうな」
体を仰向けにされて休むことなく続きが始まる。
焦点が定まらないまま力なく揺さぶられることしかできなかった。
「あぁ・・・あ・・・・いい・・・だめ」
自分の恥ずかしい喘ぎ声を遠くで聞いている感覚。
急に悲しくなってきた。父を思い出した。あの日まで一緒だった優しい父。
「お父さん・・・」
志音に勝手に突かせておいて、僕は拳で顔を隠して泣いた。
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