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指の先があたる。
ビリビリと電流が腰に走った。
そこに血がたまり、水音が胎内に落ちていく感覚…
「いい弾力…好き…」
「…っ」
桃季さんはゆっくりとお尻を揉みしだく。
「つゆだくになる…やば…やわらけえ…」
「っ」
必死に我慢する。
乳房が張って、先が痛い、甘く痛い。浴衣はやわらかいはずなのに、布にこすれる。
「月季花…いい女だな…」
お尻から手は前にまわり、下腹部の極をそっと指でこすられた。
双丘の、いよいよ窪む前庭を優しく人差し指の腹が撫であげては円を描き、ゆっくりすこしだけ吸い込まれる。
わざとかじり、爪を立てて、また深く。
「ん…」
「甘い声…かわいい…」
桃季さんの声に蜜がまじる。
「…入りたいなあ…やわらかいだろうな…むしゃぶりつきたいな…あ…」
ゆっくり私を楽しむ桃季さんは笑んでいた。
しかし私は目を閉じ、必死にたえる。涙が浮かんだ。
(だめよ、だめだめ、カイがいるのよ!)
ご丁寧にネコのタンゴまで爆睡している。
カーテンの向こうは朝だ。
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