324人が本棚に入れています
本棚に追加
「離せや!!ゴラァ!! このままやと俺が負けた見たいになるやんけェ!! んな事あったらあかんのや…!!」
力は男性の教師に羽交い締めにされてる状態でもずっと静止を振り解こうとしていた暴れていた
その様子を見ていた荻野は力に対し冷水を浴びたような恐怖に打たれた
(自分はこんな奴とやり合ってたんですね…)
この場は他の教師達も駆けつけ数人の教師で力を取り押さえ強制的に教室から引き摺り出された事によって事が収まった
「大事に至らなくて良かったですね…! ここの2人の親が出てくるとなると… 考えただけで恐ろしい…」
場所は変わり教師達しか居ない職員室
そこで力達の担任である女性の教師が肝を冷やしながらも他の教師に愚痴をこぼす
「本間にそうですよ!なって言ったって"ヤクザ"の息子と"政治家"の息子ですからね…!その親が相見えるなんて末恐ろしい限りですわ…」
その後はというと
力を教室から職員室まで連れてくる事に成功した教師達であったがそれでも暴れ続ける力に手が余り、保護者に連絡し助け舟を呼び自宅に連れて帰る事によって完全に事が収拾した
そして現在、教師達は大仕事が終わり一服している所である
「やっぱし大山君の家の人は怖かったですね! あの人が大山君のお父さんですか?」
「いえ!あの人は違いますよ! 連絡してから来るのが早かったでしょ? いつも送迎してる付き人のですよ! では私はやる事があるので」
へぇーとリアクションをとる教師達に適当に相槌を打ちつつ事後処理があるのか担任の教師だけ職員室を出て行った
最初のコメントを投稿しよう!