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その荻野の行動に力はビキビキとこめかみに青筋を立て分かりやすく怒りを露わにする
力はすかさずその怒りを行動に移し萩野の胸ぐらに掴みかかった
「お前むかつくなー 殺したか？」
力は荻野の胸ぐらを掴み見下しながら殺気を放ちつつそう言い放った
力の身長は小学4年生の平均身長をから15センチ程高く逆に荻野は15センチ程低く同級生でありながらその差はまさに30センチ
力の差は歴然かと思われたが
「先程、言いましたよね？ このちっさい体を馬鹿にする人は誰であろうとぶっ飛ばすって…！」
荻野は言葉の語尾が強くなると同時に胸ぐらを掴んでいる力の腕を両手で強く手前に引き力の体勢が前屈みになりバランスを崩した
力の頭が下がるとその場で少しジャンプし両足を宙に浮かしその両足を重心が下がった頭に絡めそのまま力は荻野に覆い被さるように体勢を崩し倒れ込んだ
「…！！」
力は萩野の思いもよらぬ行動に呆気に取られ先手を打たれしまったのだ
なんと荻野のは力に電光石火の早業で三角絞めを決めて見せたのである
「どうですか？ 自分より小さい奴にやられる気分は…！」(この人、力が凄く強い…！少しでも気を抜いたら破られそうだ…！)
萩野は技を決めながらも力を煽るが力の必死の抵抗に焦りを感じていた
力は完璧に三角絞めを決められていながらも必死に抜け出そうと力を入れて顔が茹でタコ見たいに真っ赤になっている
だがそんな抵抗も虚しく力が段々と弱まり力の意識が薄れていく
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