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まあそれがこれなんだが。
勘解由小路の前には、大きなキャンピングカーが停まっていた。
「パパ。これなのよさ?小型化レロレロ2号搭載の最新式クリーンカーってのは」
娘の莉里が言った。
莉里はこのほど産まれた勘解由小路の三つ子の妹、柘榴を抱いていた。
ようやく莉里の幻想に現実が追い付いてきたらしく、体つきがいかにも扇情的なエロJkの様相を見せていた。
石榴はうっとりとした表情で、莉里の豊かなおっぱいをまさぐり顔を突っ込んでいた。
「うん。結構凄いぞ。最新機器で覆われたオール電化の自動車だ。さっき三つ子達も中でご機嫌で転がっていた。完全な防弾仕様になっていて、まさに俺達のリムジンをキャンプ仕様にした車と言っていい。まあそれでな?久しぶりに免許をとろうかと思ってな?昔の感覚でまあ庭の中は乗れたんだ。ハンドルは片手で切れるようにノブを増設したし、元々オートマだから問題なかったぞ」
付き合わされた島原は苛立ち紛れに言った。
「突然呼び出されたらこれか。クリーンエネルギーとテクノロジーの夜明けを見せてやると言われて来ればこれか。勘解由小路、障害者限定免許というのがあるはずだ。一瞬忘れていたが、お前は今現在無免許だろう。半身が健常なら免許センターにいって裏書きをもらってこい」
島原に応えるように勘解由小路は言った。
「ところで考えたんだ。俺の免許はトキが預かってたんだ。そこで質問なんだが、トキはどこにいるんだろうな?さっき呼んだが返答がなかった」
しんと静まり返った。
「降魔さん降魔さん。私はトキさんがどこにいるのか知りませんが。ところでこの車は運転席がゆったりしていて、座席で抱き合うのに問題ないように思えます。あらあらむらさきちゃん、おっぱいでしゅね。まあ可愛い!私のむらさきちゃん!降魔さん降魔さん。むらさきちゃん可愛いです」
カーファック前提で言った真琴の姿があった。
「ああそれな。莉里のおっぱいも狙われてるのよさ。ざくろちゃんにチューチューされてるのよさ」
「ちょうどいいっちゃあちょうどいい。水色は俺に抱きついて離れない状態だ。トキを探そう。でないと話が進まん」
勘解由小路は、姿を見せないトキを探すことになった。
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