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おおよその理由を聞いて、ジョナサンは納得した訳ではなかった。
「何だよレロレロて。お前等がこの前来た時に勝手にサウス・フォートの魔力炉分解して持ってったのは知ってるよ。国の共有財産勝手に持っていきやがって。お前等一家はいつから盗賊になったんだ?更にトキさんだと?温泉宿の女将じゃねえか。お前んちの婆やなんだってな。何で彼女がアースツーに来なきゃならんのだ?」
「そりゃあお前かずーーいや、会いに来たにき決まっとろうが」
「だから、 前から何なんだ、か、とか、かず、とか」
「とりあえず気にするな。トキはアースツーの存在を知ると同時に芋づる式にそいつに至ったんだ。みんなでトキを探そう。ジョナサン案内しろ」
だからそいつって何だよ。ジョナサンはそう思った。
「せっかくだがゴーマ、俺は用があるんだ」
「ふうん。赤毛の王子系おっぱいか。コケティッシュで中性的なのに意外と甘ったれたメス犬体質なんだな。シャープな見た目なのにベッタベタなメスのドーベルマンって感じだな。ついでに金髪おっぱいにも会うんだな。気位が高いってのは完全にロールプレイで周りも知っているのにお約束が健気なメスのアフガンハウンドと言ったところか。自分が犬だと解った途端に愛人と犬の交尾気取りでシッポリ」
「うおおおおい!殊更にそれを言われるとだな!」
「ーー貴方?」
「違う!違うんだって!フラさんが一番なんだって!」
ふーん。しょっちゅう妊娠してるジョナ嫁おっぱいはメスのゴールデンレトリバーなんだな。
勘解由小路の脳内には王妃おっぱいが犬耳を逆立てたのが見えた。
でも結局スイッチが入ればおんなじだ。可愛いメスワンになるんだろ?
トキを探すついでに群の先頭としてちゃんとしてるのか見てやるか。
勘解由小路は便利な暇潰し相手を見つけたのだった。
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