バケモノ生(せい)

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サンプル採取の最中、隙を突かれた。 慌ててナイフを突き刺したが、時すでに遅し。 ミオリの防護服には穴が開き、腕のあたりから引き裂かれている。 足元で蠢く化け物の頭部を踏み潰す。 あまりに脆いそれは、すぐに砕けて腐臭と体液を撒き散らしながら動きを止めた。 破れた防護服から覗いた皮膚には爪痕からすぐに青色の血液が滲み出す。 ――やられた。 ミオリは落ち着き払って腕時計を確認する。あと三十分。 時計に内蔵された通信機で信号を送る。 これはウイルスに感染したことを研究本部に知らせるためだ。 残り三十分の間にワクチンを打たねばならない。 肩からかけられたスリングバッグは無事なようだ。 荒れきった街、徘徊する化け物を退けながらミオリは走った。 世界がウイルスに包まれて早20年。 最初の異変は野生動物の凶暴化であった。 本来の種のあり方とはまるで異なる行動。人を恐れないどころか、銃弾を喰らっても尚這いずり回る。 やがて人々は気がついてしまった。 フィクションの向こう側にあったゾンビの誕生と、やがて訪れるであろうパンデミックで荒廃する未来に。 すぐにバイオテロが疑われたが、悲しいことにどうやらこれは超自然的に起きてしまったウイルス変異であることが判明した。 いっそバイオテロであればよかった。 その根源を正義の名のもとで裁き、食い止めることが出来たのだから。 科学者たちが寝ずに研究に明け暮れ、首脳陣は混乱を避けるべく毎日防災と安全性を唱え、市民はただ右往左往しながら怯え暮らす中、ウイルスは爆発的に広まった。 野生動物、昆虫、植物、そして人へ。 「開けて!」 ミオリはバリケードの前で叫んだ。 ここはかつて学校だった建物だ。校門には有刺鉄線やフェンス、板などが打ち付けられ要塞と化している。 あたりのバケモノ――ゾンビは一掃したものの、すぐにまた群がって来るだろう。 バリケードの僅かな隙間から覗くと、校舎の方から誰かがやって来るのが見えた。 「今開ける、周りにヤツらはいるか!」 男の声にミオリは辺りを見回す。足元に転がった"ヤツら"は一つ残らず始末してある。 「いいや、いない。急いでくれ!」 重い門がギィギィと音をたてながら開いた。 ミオリは足早に中へと足を踏み入れた。 いよいよパンデミックが起こるとシェルターやシェルターがわりの民間施設に皆が身を潜めた。 あるものはゾンビに変異し、またあるものは無惨にもゾンビに喰われた。 シェルター内では僅かな食料品の奪い合いが始まり、シェルター間でのインフラ確保のための抗争も激化した。 法も秩序もあっという間に失われてしまったのだ。 研究者たちはこれ幸いとありとあらゆる人体実験を繰り返した。 我が国の政府はなすすべもなく、ただそれらを黙認し続けた。 他国は爆弾を使ってパンデミックの起きた地域ごと塵にする、ひたすらに隠蔽し続けるなどどこも表向きには何一つ解決案を出せずにいた。 秘密裏にそれぞれの国でワクチンの開発が急がれた。 ここでワクチンを開発すれば今後その国の地位が揺るぎないものになるのは確実だ。 ようやく我が国の研究者たちが完璧なワクチンの開発に成功した頃、地球の人口は半減していた。 校舎裏に通されたミオリの目に飛び込んで来たのは、体を鎖でグルグル巻きにされ、壁に繋がれた三体のゾンビであった。 屈強な肉体の男。がしゃんがしゃんと大きく鎖を揺らし、こちらを見て唸っている。今にも鎖は千切れそうな勢いだ。 少し離れた場所に初老の男。隣の男より華奢に見える。足元には割れたメガネとフレーム。 そして同じく離れた場所に子供。小学生程度の少年だろうか。忙しなく目をキョロキョロさせながら涎を垂らし悲鳴のような叫び声を上げている。 腐臭はない。彼らはまだ死んでいない。 恐らくウイルス感染した動物の生き血に触れるなどの接触による二次感染だろう。 ゾンビに食い殺された生き物は一度死に、そして生ける屍として腐臭を漂わせながら徘徊、補食するのだ。 彼らは見たところ大きな傷もない。 これならワクチンでもとに戻せる。 「どれをやる」 ミオリはバッグに手をかけて案内役の男にたずねた。 「選らばないといけないか」 男の声は微かに震えている。 男を尻目に、ミオリはバッグの中からパッキングされたキットを取り出し馴れた調子でビニールを破いた。中には薬液と注射器。てきぱきと二本分の支度をする。 「早くしろ、時間がない」 腕時計をちらりと見ると残り10分を切っていた。 急がなければ。ワクチンを打てなくなっては意味がない。 「わかった、わかったよ、まずは真ん中の……区長にワクチンを」 「真ん中だな。お前は絶対に近寄るな」 ミオリは真ん中にいた初老のゾンビに近寄った。 大きく口を開けて噛みつく素振りを見せるが、縛り上げた鎖がそれを許さない。 皮膚のたるんだ首筋に注射針を突き刺す。ずぶりとどこまでも刺さっていきそうなほど脆く柔らかい肌、筋肉。 一層大きくうなり声を上げ暴れ出すゾンビから針を離さぬよう懸命に腕に力を込めて注射する。 黄色い液体は無事全て注入された。 注射針を引き抜く。刺したときよりも体は幾分か弾力を取り戻したようだった。 うなり声が静かになり始め、ミオリは注射器を廃棄物入れにしまった。 「次はどっちだ」 屈強な男のゾンビが揺らす鎖がいつまでも金属音をたてている。 少年ゾンビの甲高い叫び声とともに頭の中を突き刺すような不快感だ。 案内役の男は拳を握りしめて肩を震わせた。ただ静かに嗚咽し、俯くばかりだ。 「早くしろ!」 非情ではあるが、ミオリには時間がない。 それにこんなことは慣れっこであった。もういちいち付き合ったりしないのだ。 ただ目の前の任務をこなすのみ。 「手前の……男を、頼む……」 男は泣きながら屈強な男のゾンビを、ぶるぶると震える指で指差して見せた。 よほど苦渋の選択なのだろう。直後頭を抱えうずくまった。 今にも鎖を引きちぎり噛みついて来そうなゾンビに近寄り、ミオリはゾンビの太もも目指して注射器を突き立てた。 ――辺りには少年ゾンビの物悲しい悲鳴と男の嗚咽ばかりが響いていた。 ミオリがちらりと校舎の方を見上げると、こちらを窓の隙間から見下ろす幾つもの視線とかち合った。 行く末を見守っていたシェルターの住人たちは何事もなかったかのように一斉に目をそらしカーテンを閉めた。 ミオリに残された時間は三分。 鎖に繋がれていた二人のゾンビはすっかり顔色もよくなり、ただ静かに目を閉じている。 「二体のワクチン投与を行った。通常であれば一時間後にウイルスは体内から消失する。意識の回復には二時間を要する。今から一時間後に鎖をほどいてやれ」 泣き続ける男ではなく、窓の向こうの住人に向け声を張り上げ説目をした後、ミオリは裏庭を立ち去った。 校門の方へ向かうと見知らぬ若い男が立っていた。 「有り難う御座いました」 若い男はそう言って深々と頭を下げた。 形ばかりの敬礼をして、男が開けた一瞬の隙に校門をすり抜ける。 残り十五秒。出来るだけ走る。ミオリは走って物陰に身を潜めた。 息が上がる。視界の端からじわじわと赤く染まる。 鼓動が大きく、強くなる。 無事間に合ったことへの安堵や、先ほどの男の泣き声、震える指先、少年ゾンビの悲鳴、軋む鎖、全てを塗り替えるのは空腹。 耐え難い空腹で頭が支配される。 食べたい、なにかたべたい、イマスグ。 ミオリはよろよろと立ち上がった。 タベタイ。食。喰。 かえらなきゃ。帰らないと。帰る。帰。 欲が足先まで廻る前に腹の底から本能が甦る。 食。帰。二つの言葉が頭の中をぐるぐると回る。 不安定な足取りのまま、ただ突き進む。 視界は真っ赤で、何もわからない。だが体がどこに行くべきかを覚えている。 躓きながら、唸りながら、身をよじって進む。 科学者たちの作ったワクチンには膨大なコストがかかっていた。 大量生産は難しく、実用的ではないと批判もされた。 しかし四の五の言っている場合ではない。 大量生産に向けてサンプリングしながら研究を重ねているのが現状だ。 政府はワクチンは未だ開発途上であるとし、各地のシェルターで条件をクリアした献体にのみ、使用許可を与えると発表した。 申し込みが殺到し、すぐに政府を騙りワクチン投与権利を売り付ける詐欺が起こり、海外の粗悪なワクチンを投与され死傷者が出た。 やがてそれらの詐欺もいなくなる。投与の段階で襲われることも多かったし、そうこうするうちに安易に出歩くこと自体が困難になったのだ。 実験室でも痛ましい事故は日常茶飯事であった。 献体が暴れだして負傷、傷口から感染する研究者は少なくなかった。 中には食い殺されてしまったり、地方の研究所内でパンデミックが広がってしまったりと、ゾンビと接触するにあたって感染を避ける方法は運次第という有り様であった。 それならウイルスに耐性を持った人間を作り出せばいい、と誰かが言い出した。 倫理に触れる人体実験も黙認される時代だ。 人類の飽くなき好奇心は加速する。 昨日までミオリであったはずのゾンビは、ふらふらと研究センターの前のゲートで立ち止まった。 ミオリの頭の中を占めるのは異常なまでの食欲と、帰巣本能。 そう、ミオリは並々ならぬ帰巣本能を持っているのだ。 誰に教わったわけでもなく、経験によるものでもなく、産まれながらにしてここに帰ってくるように本能がミオリに呼び掛けている。 これは人体実験の途中で見つけた偶然の産物であった。 スキャンが終了しゲートが開き、すぐに天井から拘束具が自動でおりてくる。 拘束具は的確にミオリの手足を捕らえ、猿ぐつわをはめられる。 拘束具から伸びた鎖に引きずられるようにゲート内へ。同時に後ろでゲートがおりて殺菌用のミストが噴射。天井から更に首を固定するための輪がおりてきてミオリの首筋を掴む。 輪の内側には注射針が仕込まれており、ゾンビと化した肌へワクチンを注入する。 ここまで僅か四十五秒。 意識を失い……否、ゾンビ化した時点で意識はないも同然なのだが、深く眠るミオリの体は拘束具を嵌められたままここで一時間観察される。 異常がなければ防護服を身につけた研究員たちによって医務室へと運び込まれるのだ。 それからミオリの荷物をチェックし注射器も採取した物質も衣服も全てデータ解析にまわされる。 目を覚ましたミオリは、カプセル状の寝具の中で少年のゾンビのことを思い出していた。 きちんと始末されただろうか。どうせあの泣いていた男には出来ないだろうから、時間さえあればこの手で始末してやったのに。 そんなこといくら考えたところで無駄なのに、勝手に思いだしてしまう己の愚かさにミオリはため息をついた。 意識を取り戻した後は簡易検査、食事、報告を秒刻みで終わらせる。 そして医師や上層部からゴーサインが出るとすぐに身支度をして次の任務に向かうのだ。 倫理観の欠如はミオリという帰巣本能を携えた人間を産み出し、どんなラジコンやドローンよりも正確で万能な兵士に育て上げた。 各地の研究所にはミオリとは別の能力を持った人間がそれぞれ存在していたが、感染しゾンビ化しても尚行動可能な種は珍しい。ミオリは群を抜いて優秀であった。 いつものようにワクチンを持ち、防護服に身を包んで荒廃した街へ繰り出す。 途中、何度も腐臭を撒き散らす人の成れの果てを殺めながらぼろぼろのシェルターの中でワクチンを投与した。 ――これを繰り返すことに意味はあるのだろうか。 達成感よりも大きく膨らんでゆく疑問。 じきに倒れそうなシェルターの壁を背後に駆け出す。 風の噂ではついに海外でウイルス根絶のため開発された薬品のテスト散布が始まったらしい。 それさえあれば、ぎりぎりの延命のようなこの任務も必用なくなるだろう。 首筋から流れる血液。普通の人間ともバケモノと化した死人とも違う青色。 ワクチン投与の前に暴れだしたゾンビが噛みついたために、ミオリの首筋から鋭い歯形に沿って青色が滴り落ちた。 急がなければ。帰らなければ。 余計なことなど考えている暇はない。少しでも走れるうちに走らないとならない。 帰。帰る、帰らないと。 さ迷うミオリの足取りは同じところをぐるぐると回っている。 帰。帰る。かえる。どこへ。 だんだんに食欲は消え失せていた。あれほど猛烈に頭を支配するはずの血肉への渇望は薄れ、帰巣本能だけがミオリの脚を突き動かしている。 しかし歩けども歩けども、目的地へ辿り着けないのだ。 真っ暗な部屋。帰らなければならない。でもここは。 やがてミオリはその場に倒れこんだ。冷たいアルミの床に体は叩きつけられる。鈍痛で微かに手足が痺れる。 痛い。 痛みを感じる。 ミオリは驚いて立ち上がった。 おかしい、何かがおかしい。 開け放たれたままのゲートを潜り外に出る。 太陽が燦々と輝き、割れて木々の生えるアスファルトが見える。 振り替えって研究所を見ると恐ろしさを感じるほど人気がない。 通信機を使っても連絡は返ってこない。 まさかと思いながら防護服を脱ぐと、そこにはヒトと何らかわりのない肌が見えた。 確かにミオリはゾンビから噛まれウイルスに感染した。そしてここまで歩いて帰って来た。 通信機の日付を確認すると任務遂行後からすでに十日以上経過していた。 ゲートが開いたままであることから、ミオリは十日以上ウイルスに感染したままということだ。 本来ならミオリが入った時点でゲートはロックされ、ミスト散布やワクチン投与が行われるはずだ。 これは一体……。嫌な予感がして、研究所内へ引き返す。 研究所の中は悲惨なものだった。 そこら中に古く赤茶けた血溜まりと死体。それに群がるハエ。 何十体も彷徨くゾンビたち。 おそらく内部で誰かが感染したのだ。感染者が出た場合のマニュアルの通り、大きな防火扉とシャッターが所々で降りている。だが間に合わなかったのだろう。 もしかしたら実験の最中、複数人が一度に感染したのかもしれない。 驚くことに蠢くゾンビたちは皆揃ってミオリの存在を無視し続けた。まるでそこにいないかのように。 試しにナイフで皮膚を薄く切り、血の匂いでおびき寄せようとしたが見向きもされなかったのだ。 ――確かに感染したはずなのに。 思考はハッキリとしている。 トイレの割れた鏡で己の姿をまじまじと見る。 感染前と変わらない姿。首筋の噛み傷は青黒い瘡蓋になっている。 ナイフで切った箇所はじんじんと熱を持ち痛む。 脈がある。生きている。 ミオリはトイレを出て狂ったようにそこら中のゾンビを銃で射ち続けた。 手持ちの弾がなくなるとナイフで滅多刺しにした。 物心ついた頃からこの研究所でずっと生活してきた。否、観察されてきた。 見知った研究員の成れの果てをどんどん殺めた。 抵抗なんてするはずもなく、されるがままゾンビたちはバタバタと倒れ動きを止める。 「あははははははは」 立ち込める腐臭の中、ミオリは笑った。体が震えて涙が零れるほど笑った。 それから声を上げ、床に突っ伏して泣いた。 帰巣本能だけが頼りのミオリは帰る場所をなくしたのだ。 もう帰れやしない。ここには何もない。 何のわけか今、ミオリの体はウイルスと共存している。 もしかしたらもうウイルスそのもの、得たいの知れないバケモノと化しているのかもしれない。 ゾンビでも人でもない。いいや、元々人ではなかっただろう。 じゃあ自分は一体何者なのだ。どうしてここに帰るのだ。何度救ってもその倍の早さで死んでいくのに救うことに何の意味があるのか。 ひとしきり泣いたあと、ミオリはぼやけた視界で銃を手に取った。 弾薬庫にいけばまだ弾はある。これで終わりにしよう。 ふらふらと立ち上がり、弾薬庫に向かった。 もしも自分が生きていると知れたなら、きっとまた違う研究所に引き取られる。ここに居た時よりもずっと酷い、ありとあらゆる検査という名の拷問を受けるに違いない。 生きて自我を持ったバケモノがこの世にいるとわかったら、そう簡単には解放して貰えないだろう。 館内にはハエの不快な羽音とミオリの足音だけが響く。 弾薬庫の解除キーはまだ使えるようだった。緊急用の電源が供給されていたのだ。 分厚い扉が開くと中にある幾つものボックスがしんと静まり返ったままミオリを出迎えた。 一つ一つ厳重な施錠を解き、弾を手にする。 銃に装填してからミオリは深く息を吸い込んだ。 もう終わりだ。今しかない。 頭を過るのは幾つもの殺めたゾンビ、ワクチンを投与した人々、研究所の訓練……。 いつかの少年ゾンビはもう死んだだろうか。あの男はどれだけ泣いただろうか。 蹴飛ばせば崩れそうなシェルター。民家の中で息を潜め、生き延びる誰か。 体に残る幾つもの傷痕。首筋には噛み跡に紛れた注射痕。 ミオリには今しかなかった。帰る場所も目的も失くしバケモノになってしまった今。 震える手で銃を構える。 ありったけの弾と武器とともに、ミオリは研究所の車に乗り込んでキーを回した。 エンジン音とともに、生きている証の鼓動が響く。 自分はバケモノだ。それは今に始まったことじゃない。 だが心臓は脈打ち、呼吸をして、間違いなく生きている。 きっと他の研究者たちは血眼になってミオリを探し、何としてでも捕らえて研究対象及び実戦に投下したいと望むだろう。 今度こそ一生監禁される可能性もある。 そんな人生、いやバケモノ生は真っ平だ。 本格的にウイルス根絶の兆しが見えたなら、自分はどうなるのか。 生き抜いてその時を見届けてやろうじゃないか。 ――さてそれまで何処へ行こう。 助手席にある、かき集めたワクチンの入ったアタッシュケースと胸元の銃を交互に見やる。 「どっちでもいいか」 独りごちて、アクセルを踏み込んだ。 行き先はこれまでに行った幾つものシェルターだ。 ワクチンと銃。どちらも自由に使えるのはこの世でただ一人、ミオリだけである。 バケモノを目の前にして下した結論が何であろうと、それを実行するのは人じゃなくていい。 車は勢いよく走り出した。 全てを失い、全てを得たバケモノを乗せて。 END
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