REUNION

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REUNION

あれから10年後の春。 本日、中学校の同窓会がある。 俺は直前まで仕事が入っていて間に合うか間に合わないかギリギリのところだ。 「秋山、同窓会あるんだろ?ちょっと早めに出てもいいぞ?」 『いや、まだ終わってないのでこれ片付けてから出ます。 多分間に合うだろうし大丈夫です。』 先輩が気を使ってくれたのか俺のデスクの上の書類を半分とった。 「手伝ってやるって。 それより、同窓会って10年振りに会うやつとかいるだろ? 会いたいやつとかいねーの?」 ニヤニヤしながら先輩は腕を肩に回してきた。 『うーん、会いたい友達は何人か居ますね』 「じゃなくて、ほら!当時好きだった子とか!!!」 『いませんよ、そんな子!』 といっても1人浮かんだのが神崎だ。 あれから1度もあっていないし近況も知らない。 もしかしたら結婚してたりするのかも。 「その顔はいるな。」 『顔で気持ち察するの辞めてください (笑)』 ━━━━━━━━━━━━━━━ 仕事場を出て車に乗り込む。 一旦帰って着替えて、タクシーで行かないと行けないから受付には間に合わないな。 そんなことを考えながらエンジンをかけた。
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