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50号、100号、200号、300号の4枚のキャンバスを準備した。公募展によって作品の応募条件が違う。
そのうちの1枚、200号のキャンバスに確か4日くらい前から卵の殻を描き始めた。外からの光を遮断したかったので俺は窓を閉め切り暗幕を張り、自分なりに工夫した照明の中で絵を描いていた。
俺の住居兼アトリエのプレハブ小屋は三軒茶屋の古い4階建ての雑居ビルの屋上にあった。目の前には高速道路、雑居ビルの一階二階はパチンコ屋、三階四階は麻雀荘で、屋上のプレハブ小屋はもともと物置だったらしい。
そこは俺が探していたアトリエにはもってこいの場所だった。プレハブには大きなキャンバスを出し入れできる広い入口があった。大きなサイズの絵は屋上から吊り上げたり吊り下げれば簡単に運ぶことができた。
トイレはないが四階の雀荘のトイレを使用して良いことになっていた。小さなシャワールームは併設されていた。
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