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色香
俺が疲れて眠くなるとアンナは
「もう寝ましょう。今度は私がマサトさんを気持ちよくしてあげる。」
と言う。
夢だろうか。アンナは俺の敏感な部分を舌で弄んでいた。彼女の体温や吐息を感じ俺はすぐイキそうになった。
「今夜は・・・もうイッてもいいわよ。許してあげる。」
彼女の口の中は妙に熱く、舌は粘りつくように俺自身を絡めては吸い込んだ。
「アンナ・・・あぅ!ヤ、ヤバ・・」
俺は悶えて体をよじった。
「気持ちいいでしょ。ふふふっ。」
アンナは一度、俺自身を口から解放し指で軽く遊ぶ。焦らされると俺はますます興奮した。
そそり立つ俺自身の上にアンナは突如覆い被さり乳房でソコを挟むと激しく摩り上げた。俺は我慢の限界を突破してしまった。
自分の腹の上に大量に放出された粘液を見つめながら、俺は人生が変わるほどの充実感に浸っていた。今まで付き合ってきた女性たちとの関係で、こんなに興奮し、こんなに満足した記憶はなかった。
気がつくと朝らしかった。ぐっすり眠った気がした。コーヒーを飲みパンをかじりながら坂本龍一のピアノ曲を流す。
「おはよ。マサトさん、昨日は満足できた?今日はひとりでイッちゃダメよ。私も早くイキたいわ。」
アンナは色香を漂わせ、甘い声で俺の心に纏わりついてくる。
俺は全体の色調を考えながら、少し水色を加えてアンナの乳房を描く。俺好みの大き過ぎないツンと上向きの乳房。
「ああん、最高!マサトさんのセンス最高よ。胸が張ってきちゃった。早く乳首も刺激して。もうガマンできないわ・・」
俺は新しくオーロラピンクをパレットに追加して彼女の乳首と乳輪を描く。
「あぁん・・ステキ・・もっと、もっと強く吸って・・ああぁぁ気持ちいい・・左も同じようにして」
アンナの吐息は乱れていた。俺は絵筆で彼女の体をなぞりながら、自分自身も興奮し続けていた。
「どう?もっと?」
はぁはぁはぁ・・
彼女は息を荒げて
「もっと、もっと吸って。マサトさんの唾液で乳首を濡らして。」
俺は細い筆先に白い絵の具をつけ、繊細に濡れた乳首を表現してゆく。
「あ・・たまらない・・マサトさん・・いい。ステキだわ。ああぁぁ・・指先まで緊張が走る。マサトさんの腰にすがりたいけど・・指先まで描いて。お願い。」
俺はエゴンシーレの絵を頭の片隅に置き、彼女の右手を指先まで生々しく緊張させて描き上げる。彼女は艶めかしい吐息を俺に吹きかけながら囁く。
「嬉しい。マサトさん。ねえ、薄目を開けてマサトさんが見たい。マサトさんの濡れた唇や震える目蓋が見たい。マサトさんの肩や腕の形も見たい。」
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