プロローグ

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プロローグ

 朝なのか夜なのか、わからないほど熱中して一枚の絵を描いていた。俺は某美大の3年だった。来年は卒業制作があるので、今年のうちにいくつかの公募展に応募して実力を試したいと考えていた。  プロの画家になりたい夢はあるが、今年の公募展で入選できなければ、潔く教師になろうと決意していた。
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