憂鬱

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何かが報われることなんてなかった 報われたと思えば  新たな問題が口を開けて  噛み付いて 離さない。 その牙が身を貫き 苦しみの絶頂を感じていても 他人事のように  彼らは笑っている 他人事のように  彼らは幸せである どうして笑えるの? 私は毎日泣いているのに? 愛する心が一瞬消えるとき 自分が怖くなる。 どうして自分は  この場所を選んだのだろう あの頃の希望は  もはや幻覚 何も覚えてはいなかった。
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