6人が本棚に入れています
本棚に追加
マイディー「弱い人は、必ず無茶をする」
マイディー「そして、怪我をする」
カインド「っ……」
痛いほど、実感する。
マイディー「私の言った通りになった」
マイディー「あなたは、光の戦士を辞める──」
カインド「嫌だ」
マイディー「……」
私はマイディーの目を見て、自分の思いを伝える。
カインド「絶対に、イヤ」
マイディー「……」
カインドの言葉から、曲がらない強さを感じた。
マイディー「…何で?」
カインドは私の隣に立ち、立ち上がろうとするデキナイダーを見る。
カインド「目の前で、苦しんでる人がいるのに……私はもう、逃げたくないっ」
マイディー「……」
マイディーもデキナイダーを見る。
マイディー「あなたは弱い」
カインド「分かってる。 それでも、逃げたくない」
マイディー「……」
ツンドリー「アアアアアアッ…!!」
ツンドリーが頭をかきむしる。
ツンドリー「なんでだッ…!? なんで、失敗ばかり……!!」
ツンドリー「デキナイダー!!」
デキー!
ツンドリーの叫びに、デキナイダーは両腕を高く掲げた。
ツンドリー「ソイツらを、消し飛ばせェッ!!」
デーキナーッ!
デキナイダーが走り出した。
カインド「ッ……!」
マイディー「……カインド」
カインド「っ…?」
名前を呼ばれ、私はマイディーを見る。
最初のコメントを投稿しよう!