友達…? 一歩、縮まる二人の距離

18/24
前へ
/805ページ
次へ
マイディー「弱い人は、必ず無茶をする」 マイディー「そして、怪我をする」 カインド「っ……」 痛いほど、実感する。 マイディー「私の言った通りになった」 マイディー「あなたは、光の戦士を辞める──」 カインド「嫌だ」 マイディー「……」 私はマイディーの目を見て、自分の思いを伝える。 カインド「絶対に、イヤ」 マイディー「……」 カインドの言葉から、曲がらない強さを感じた。 マイディー「…何で?」 カインドは私の隣に立ち、立ち上がろうとするデキナイダーを見る。 カインド「目の前で、苦しんでる人がいるのに……私はもう、逃げたくないっ」 マイディー「……」 マイディーもデキナイダーを見る。 マイディー「あなたは弱い」 カインド「分かってる。 それでも、逃げたくない」 マイディー「……」 ツンドリー「アアアアアアッ…!!」 ツンドリーが頭をかきむしる。 ツンドリー「なんでだッ…!? なんで、失敗ばかり……!!」 ツンドリー「デキナイダー!!」 デキー! ツンドリーの叫びに、デキナイダーは両腕を高く掲げた。 ツンドリー「ソイツらを、消し飛ばせェッ!!」 デーキナーッ! デキナイダーが走り出した。 カインド「ッ……!」 マイディー「……カインド」 カインド「っ…?」 名前を呼ばれ、私はマイディーを見る。
/805ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加