友達…? 一歩、縮まる二人の距離

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カインド「ッ……、くっ……!」 立とうとするが、力が上手く入らない。 ツンドリー「そいつを捕まえろ!」 デーキナーイダー デキナイダーが近くに来て、私を掴み上げる。 ググッ カインド「うっ……ッ」 デキナイダーの巨大な掌に、私は全身を掴まれた。 カインド「ッ…! クッ……!」 腕を動かしたり、全身をよじって抵抗するが、びくともしない。 ツンドリー「ハハハハハハッ! 抵抗してもムダなんだよ!!」 カインド「ッ…!!」 悔しくて、ツンドリーを睨む。 ツンドリー「何だよ、その目は? 違うとでも言いてぇのかッ!?」 カインド「クッ゙……!!」 何を言えばいいのか、分からない。 カインド(でも……!) ツンドリー「弱い奴が刃向かってんじゃねェッ!!」 ツンドリーが叫ぶ。 ツンドリー「弱い奴は、何も出来ねぇんだよ!!」 ツンドリー「闇に染まれェッ!!」 カインド「っ……」 カインド「……イヤ」 ツンドリー「ァア?」 カインド「嫌だッ!!」 強く叫んだ。 カインド「私は嫌だ! 弱くても、やる!」 カインド「出来なくても、やる!!」 カインド「だから、絶対に逃げないッ!!!」 カインド「絶っ対に!! 諦めないからっ!!」 ツンドリー「ッ……」 ツンドリーは憎たらしい目で、カインドを見下す。
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