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田村龍也side
「あれ、えっ、りゅーちゃん!?」
目を見開いて驚いてる実がものすごく可愛い。
きっと、探していた僕が目の前に現れて驚いたんだろう。
「何、実(みのる)?」と、も知らないフリをして聞いてきた僕にムッとした顔で実が
「だって、お昼になっても帰ってこなかったから。」なんて言うから、ついニヤケてしまう。
また、実(みのる)の言葉に被せて宇都宮が、僕と実(みのる)が付き合ってると良いことを言っていたので、僕は肯定した。
今後、付き合う予定だしね。
まあ、それを聞いた実(みのる)が顔を真っ赤にしてすぐ否定してきたのか少し悲しかったけど、それは寮に帰ってから僕がどんなに悲しかったかゆっくり教えてあげればいい。
実(みのる)を助けるためか、急に中村が食堂に行くと提案してきた。それなら、僕は実(みのる)と2人でお昼でも食べるかと考えていると・・・
実(みのる)が、宇都宮に攫われた…。
僕が中村に「ねぇ、宇都宮くんの管理はどうなってるの?」と聞くと…
「海は、管理不可能だよ。。。田村くんも行く?」
「実が行くから、行くに決まってるでしょ?」
本当は、2人だけでお昼を食べる予定だったが、どうやら無理そうだ…。
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