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「うん,会いに行っても大丈夫だと思うよ。もうあと数日で退院できそうだって聞いたし」
……そうか。会えるのなら,今は重篤な状態じゃないらしい。俺はとりあえずホッとした。
「あっ,でも面会時間は午後一時からだよ」
「ありがとな,江畑。んじゃ,午後から面会行ってくるよ。引き留めて悪かったな」
彼女にだって,これから予定があったかもしれないのだ。俺の都合でそれを狂わせたとしたら,何だか申し訳なかった。
「ううん,いいって。じゃあ先生,また明日ね!」
「ああ,また明日。気ぃつけて帰るんだぞ」
「はいは~い☆」
江畑は友人が多いらしい。俺と別れると,彼女を待っていた女子の友達と昼食の話をしながら下校していった。
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