別のひとの彼女になったよ wacci

1/2
前へ
/18ページ
次へ

別のひとの彼女になったよ wacci

前章の髭男のプリテンダーもせつない(人によっては不倫)の内容ですが、この歌はとてつもなく切なくなりました。 わたしの受け取り方としてはこうです。 本当はとても好きなのに、自分は恋人に取っては適していないと思い込んでしまった(または気づいてしまった)。 そして、別れを言い出さないまま疎遠になり、ある時、覚悟を決めて別れを告げた。 それは、貴方が嫌いになったと嘘は言えず、別の人を好きになったと嘘をついて自分を悪者にした。 別の人の彼女になったよ。 これを話中に4回も繰り返すんですよね。 そしてわたしが一番、心を締め付けられたのがここです。 ♪あなたの時みたいに すっぴん笑っていられる 私ではなくて 一生懸命お洒落して なるべくちゃんとしてるの ここで、嘘ついてるだろ?と思っちゃった。 なんせ「あなたといる時の自分が一番好き」って、ドリカムと真逆の歌詞ですから。 (これは全ての詩を読むとわかります) ♪すっぴんで笑っていられる 飾らない、素直な気持ち=すっぴん この一言に表していると思うんです。 でもね。 ♪夢や希望とかを語ることを嫌って ここのフレーズはこの曲の一番いいところだと思います。 夢や希望"ばかり"を語って、そのために出来ることをしていない男をけなしている訳ではない。 たぶんフラレた彼は、夢に向かってまっしぐらなんです。猫みたいに。 立場が逆なら、そんな夢や希望を叶えてあげたい。それなのに応援出来ない自分を見つけたとき…身を引いた方がいいのかも…と思ってしまう。 この歌の主人公は、それが出来る強い心を持っている。 と思って聞いていると、最後にこう締めくくるんですね。 あなたも早くなってね 別の人の彼氏に わたしが電話をしちゃう前に… 本当は弱いんだね。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加