晋と忠義の噺

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 しかもいいところをかすめるものだから、そのたびに体が震えてしまう。 「ん、あ、そこ、やぁ」  もっと熱く太いのでついてほしいのに指で弄られるのはもどかしい。 「わかった。そろそろ形を思いだしてもらおうか」  指が抜かれ、それよりも大きなものが尻に当たる。それだけで喜びに震えてしまいそうになるのを抑えて挿入される時を待つ。  熱く太い肉の塊が孔の中へゆっくりと入り込んでくる。その質量に、一瞬、息が止まりそうになる。 「晋さん、息を吐いて。ゆっくり入れるから」  腕を撫でながら、そして晋を気遣いながら入り込む。 「あ、あっ」  奥へと差し込まれ、それは待ち切れぬ欲を産む。腰が揺らぎだし、忠義が慌てて抑えた。 「晋さん、まって、まだ奥まで入っていない」 「待てぬ、一気にこい」 「あぁ、もうっ」  俺も待てぬのにと、奥まで一気に入り込んだ。 「ふ、あぁっ」  背を反らし大きく震える体を抱きしめ、が晋の背を撫でる。 「晋さん、大丈夫か?」  忠義が心配そうにのぞき込む。それに大丈夫だと答え、 「俺はそんなやわではないぞ」  と笑うと、 「お主のモノで俺のよいところ突いてほしい」  そう口にした。 「忘れぬものか。あそこを突き上げると晋さんはよい締め付けをするからな」  と背中に口づけを落とし、中を激しくつきはじめる。  甘い痺れが体を善がらせる。共にイきそれでも欲は尽きず、もっと欲しいと互いを求めあう。
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