ご主人様にはなれません2(ネイサン×イーデン)

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==========  翌朝、案の定腰が死んだ。腹の中も違和感があり、ちょっと動けなかった。 「ごめんね、イーデン」  申し訳なさそうな顔で朝食を運んできたネイサンの手元を見て、イーデンは痛みを一瞬忘れた。  蜂蜜に生クリームを乗せたふかふかホットケーキ二段重ね。バターも当然のっている。 「ホットケーキ!」 「どうぞ」  テーブルにそれを置いて、お姫様抱っこでそこまで運ばれる。更には隣に座ってそれを切り分け、口元まで運んでくれる。食いつくと満足そうな笑みを浮かべるネイサンを見ると、平和だなって思えてくる。 「これを食べたらゆっくりと休んで、夕方に戻ろうか」 「はい」  この人は難しい所も多いけれど、基本は恋人を甘やかしたい人だとも分かる。だからどんなにしんどい朝も、甘い甘い朝食と力の抜けた笑みを見ると全て許せてしまう。  イーデンもまた幸せに笑みを浮かべ、運んでくれるホットケーキにパクリと食いつくのだった。
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