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グチュグチュと卑猥な水音が立つ。
そのいやらしくあさましい音を聞きたくなくて、穂は目を瞑ると必死に首を振っていた。
しかし、視界を塞いだところでその音は耳に付き纏ってくる。
見えずとも、今何が行われているのか脳裏にまざまざと浮かび上がってくるのだ。
二本の節張った指が、出たり入ったりを繰り返しながら穂の孔を強制的に弛緩させている様子が。
「あ…っ…あっ…や…っいやっ」
下腹部から次々と生まれる快楽に抗えず、穂はただただシーツにしがみつく事しかできずにいた。
「感じてきてるね?中がうねってるのがわかるよ。そうやって快楽に身を任せていなさい。ゆっくり開いてあげるから」
義父はそう言うと、穂の弱い部分へぐりぐりと刺激を与えてきた。
凄まじい電流が全身を駆け巡る。
「…ん…ああぁっっ!!」
穂は喉を反らせると一際高く喘いだ。
前立腺を潰すように中から押され、外側の会陰部からも圧迫される。
そんな事をされて我慢などできるはずがない。
「ひっ…んんっ〜〜!!」
熱い波が迫り上がってきて、穂はあっという間に吐精してしまった。
荒く息を吐きながら吐精後の余韻の気怠さにぐったりとしていると、穂の胸を濡らす白濁を見た義父の顔色が変わる。
「あぁ、これはいけないね」
何が:いけない|事なのかわけがわからず、穂は不安げに義父を見上げた。
「中だけでイけるようにならないとだめじゃないか」
今度は穂の顔色が変わる番だった。
夫ではない男に辱めを受けているだけでも充分な仕打ちなのに、吐精をいけない事だと言われたのだ。
つまり、穂に男として感じるなと言っているようなものだ。
「あぁ勘違いしないでほしいんだが、君が男である事を否定しているわけじゃないんだ。ほら、こういうのは:思い込み|が大事だろう?」
何を思い込むのか、聞かなくてもわかる。
この男は穂をとことん雌にする気なのだ。
穂を諭す義父はまた和かな表情に戻っている。
しかし、穂にははっきりと感じとる事ができた。
その歪んだ性癖を。
「さぁ、続きをしようか。今度はきちんとできるね?」
義父は自分の着ているスウェットを引き摺り下ろした。
下着から勢いよく飛び出してきたモノを見て、穂は絶句する。
いくつもの筋が走った肉棒が太さも長さも尋常ではなかったからだ。
それは既に天を向き、溢れんばかりの雄々しさと肉欲を主張していた。
義父の狂気をそのまま形にしたようなグロテスクな肉器官が、恐怖で凍りつく穂の孔にピタリとあてがわれる。
「パクパクしてかわいい口だ。:僕(コレ)が欲しくてたまらない?」
義父の満足げな言葉に穂は左右に首を振って強く否定した。
清高以外のなんて考えられないし、義父のものなんて絶対に受け入れたくない。
しかし、気持ちとは裏腹に穂の肉体は期待に疼いてしまう。
若い夫のものよりひと回りも大きな義父のソレがどんな快楽を:齎(もたら)すのか、身体が勝手に想像してしまうのだ。
ダメだ…こんなもの入れられたら戻れなくなる。
それに、清高を裏切る事になる。
穂は必死になって、はしたない自分の身体に𠮟咤した。
しかし、義父の逞しい腰は穂の下肢にぐいぐいと食い込んでくる。
「あ…っ、だ、だめ…いやっ、お義父さんっ!!」
穂の訴えも虚しく、緩んだ後孔は粘着質な音を立てながらその肉棒の先端をゆっくりと飲み込んでしまった。
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