俺は俺に回帰する

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「次はそろそろ俺の番かもしれない。」 「あの中はどうなっているんだ?」 白い俺たちの会話は俺には理解不能だった。 俺の番?何かが起きるというのだろうか。あの中ってなんだよ。 しばらく考えていると、ある白い俺が大きな声で叫んだ。 「きたぞ!!」 突然空が暗くなり、白い俺たちがざわめき始めた。 「うわぁー!!俺はまだ行きたくないんだ!」 「南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。」 まるでこれから処刑でも行われるかのような発言をする者。 全てを悟り、諦め、受け入れているような者。 これから一体何が起こるんだ?
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