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いつか書き上げた夢は海の底に沈んだまま 僕の翳した手は何も掴めないまま 年明け 祝うは 夢痕の 残症 揺らめく 風の音に 耳を澄ませば聞こえるわ いつかの夢の水音を 夢明け、日々を裂く、 風音に耳すませ 夏明け、夜を指す 透けた手を掴め
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