私の日常

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私の日常

・ 会社の最寄り駅に着いた。 会社に向かいながら電話をかける。 . 何度目かの着信音の後、 『ん…』 眠そうにカズが電話に出る。 「カズ?もう起きないと仕事に間に合わないよ。あのね、ダイニングに朝食用意してあるの。バスルームにはタオルも着替えもあるからね。」 『ん、ありがと。頑張って起きる…』 また寝ちゃいそうな感じで、声が小さくなる。 「カズ!ダメだよ寝ちゃ。起きて!。」 『うるせーなぁ。はいはいわかってるから』 「ねえ、本当、大丈夫?」 『ん、大丈夫だから。今からシャワー浴びてくる。』 それだけ言って、電話が切れた。 大丈夫かな? また寝てないかな? 私の仕事がもう少し融通がきいたら、こんな思いしなくていいのに。 でも、仕事大事だし辞められない。 ごめんね、カズ。 だけど、 うるせーなぁなんて、ちょっと傷つくよ。 そんな事を思って、スマホを見つめていたら、 「歩きスマホは危ないですよー。 久々のモーニングコールね。ご苦労様」 親友の夏生が、私の背後から肩をトントンと叩いた。 ・
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