遺書

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死ぬ覚悟はできている私ですが、それでもこの世に未練があります。 それは私が堪えきれない絶望の中で死んでいくのに、そのことがなかったみたいに普通の生活をしていくはずの西条学園中学の3年2組の生徒たちです。 私がこんなにも不幸で悩んで落ち込んでいても、あの人たちは楽しそうに笑っています。 私の苦しみを少しも理解しようとしないで、自分たちだけが幸せならそれで良いのです。 もしも私が強い人間に変われたら、私はあの人たちに復讐して、私以上の苦しみを与えられるのに。 もしも私が強い人間に変われたら、私はあの人たちに復讐して、私以上の深い絶望を教えてやれるのに。 西暦2222年の今、世の中は平等になったと言われているけど、そんなのは嘘です。 私以外のみんなは平等なんて望んでなかった。 いつも最下位にいる私を見て、みんなは楽しそうに笑っていたのです。
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