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氷のカップをマシンに入れ、注ぎ口から抽出されたコーヒーの最後の一滴が落ちるのを待って、取り出す。マシンの隣にあるラックからカップの蓋を取って閉め、続いてストローを探そうとしたところで、織田麻美は手を止めた。
ラックに収められたたくさんのストローの中で、一本だけ、少し飛び出しているものがあるのに気付いたのだ。麻美はゾっとして、その異質な一本からできるだけ遠くにあるストローを抜いて、カップに挿す。そして、足早にコンビニを立ち去った。
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