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本棚に追加35. 絶好調の磯野君
クリスマスが来て、そろそろ仕事終わりの頃。
磯野君がでっかい契約を貰って来た。
目の玉が飛び出るほどのでっかい契約!
お給料で換算すると100万は下らない。
それは、多分、鈴香ちゃんの紹介だろう。
住所が東京だ。
でも、不倫を濁すことになるが嫌なのか、鈴香ちゃんの紹介とは一言も言わなかった。
「凄いじゃないか!磯野君!主任の成績の中ではトップだぞ!新人をリクルートしてくれたら所長候補にしてあげるぞ!頑張れよ!」
「はい!ありがとうございます。朝倉の2代目を探します!
今度は男性オンリーにします!
腰掛けは嫌なので!」
「そうだな!男性のリクルート頑張ってくれよ。寿退社されたのが、ずいぶん磯野君は効いちゃたんだね。」
「はい。男性同士なら何処へでも行けますし、夜も心配しないで営業できますから!リクルートも男性1人ゲットできそうですから!所長!面接お願いいたします。」
「ほう~凄いね♪ありがとう。それじゃいつにする?」
「仕事終わりの29日にお願いします。向こうも会社を休めないので、その日が休みだそうです!」
「わかった。支社長にも来て貰って第2面接までしてしまおう!ありがとう磯野君」
不倫絶好調の磯野君はお正月明けにも、大きな契約を貰ってきた。
そして、
農協に勤めていた25歳の磯野君のリクルートが採用になった。
トントン拍子に右肩上がりに出世コースのレールに乗りつつある磯野君!
それに引き換え、岩本主任の顔色が冴えなかった。
あんなに紳士的でスマートに契約を貰ってきてた、皆の憧れのダンディー岩本主任。
多分、磯野君の出世コースまっしぐらに抜かされてしまって焦りが出て来たのかと思った。
まあ。所長から言わせるとこれも刺激があって、二人で切磋琢磨しながら、今年の3月までに岩本主任がリクルートを頑張ってくれたなら、二人とも所長候補に持って行けると、所長は喜んでいた。
そうすれば、所長は出世コースに乗れて支社長候補になれるのだ!

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