35. 絶好調の磯野君

1/1
前へ
 /44ページ
次へ

35. 絶好調の磯野君

クリスマスが来て、そろそろ仕事終わりの頃。 磯野君がでっかい契約を貰って来た。 目の玉が飛び出るほどのでっかい契約! お給料で換算すると100万は下らない。 それは、多分、鈴香ちゃんの紹介だろう。 住所が東京だ。 でも、不倫を濁すことになるが嫌なのか、鈴香ちゃんの紹介とは一言も言わなかった。 「凄いじゃないか!磯野君!主任の成績の中ではトップだぞ!新人をリクルートしてくれたら所長候補にしてあげるぞ!頑張れよ!」 「はい!ありがとうございます。朝倉の2代目を探します! 今度は男性オンリーにします! 腰掛けは嫌なので!」 「そうだな!男性のリクルート頑張ってくれよ。寿退社されたのが、ずいぶん磯野君は効いちゃたんだね。」 「はい。男性同士なら何処へでも行けますし、夜も心配しないで営業できますから!リクルートも男性1人ゲットできそうですから!所長!面接お願いいたします。」 「ほう~凄いね♪ありがとう。それじゃいつにする?」 「仕事終わりの29日にお願いします。向こうも会社を休めないので、その日が休みだそうです!」 「わかった。支社長にも来て貰って第2面接までしてしまおう!ありがとう磯野君」 不倫絶好調の磯野君はお正月明けにも、大きな契約を貰ってきた。 そして、 農協に勤めていた25歳の磯野君のリクルートが採用になった。 トントン拍子に右肩上がりに出世コースのレールに乗りつつある磯野君! それに引き換え、岩本主任の顔色が冴えなかった。 あんなに紳士的でスマートに契約を貰ってきてた、皆の憧れのダンディー岩本主任。 多分、磯野君の出世コースまっしぐらに抜かされてしまって焦りが出て来たのかと思った。 まあ。所長から言わせるとこれも刺激があって、二人で切磋琢磨しながら、今年の3月までに岩本主任がリクルートを頑張ってくれたなら、二人とも所長候補に持って行けると、所長は喜んでいた。 そうすれば、所長は出世コースに乗れて支社長候補になれるのだ!

最初のコメントを投稿しよう!

201人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>