無になって、次のアクションを

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さあ、勇気を持って。そろそろ待つのも疲れたというもの。 いつまでも迎えに来てはくれないというのならば、僕から出向けば良いだけのこと。と、漸く気付いた。 真っ白に濡れる視界は、旅立ちの色。 悩んだが、どうせなら柔らかな毛布に眠りたい。 ふかふか、つめたい、故郷の温もり。 僕は、昨晩降り積もった新雪に身を投じる。
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