ブルー・ブルー・マンデー

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ブルー・ブルー・マンデー

私達は近くの噴水公園で待ち合わせた。 やはりこう気分が乗るものではないけど。 「や、お疲れ」 「ああ…、お疲れ様」 彼は少し目をそらしながらこちらへやって来た。 「それで、大事な話って何?」 「ああ、……あのな」 「別れてくれ、かな」 彼は急に言われて驚いたように黙りこくった。 「正解?」 「あ、ああ…」 「…知ってんだよ、全部」 「は…」 まるで何が何なのかわからないと言いたいような彼の顔を見て、より一層頭に血が上る。 「昨夜はお楽しみでしたね」 「あ……、それは…………」 「あ!?聞こえねえな?」 「…………ごめん、俺別の人が好きになった」 私は持っていたバッグを彼にぶん投げた。 「てめえの荷物だよ、気持ち悪い」 「わ、悪かった……でも本当に俺は」 「うるせえんだよ!!」 私は彼の胸ぐらを掴み上げ、ヘッドバットをかます。 「お前あたしが毎日どんな思いで過ごしてきたかわかってんのか!!」 もう一発。 「どれだけお前を待ってたかわかってんのか!!」 握りこぶしを彼の頬めがけて全力でぶつける。 「ホントは私の事が気持ち悪くてたまらなかったんだろ!?」 これも、もう一発。 「心の中でバカにしてたんだろ!?」 彼は地面にうずくまってしまう。それをもう一度掴んで起こさせ、内なる叫びを全て彼にぶつける。 「どうした!お前に口はねえのか!?その臭え口で言ってみろよ!!言えよおお!!!」 彼は力なく口から漏らすように 「そ、そう言う所だよ…!クソッ」 そう言って私を突き飛ばす。 「それについては悪かったと思ってる。でももうこれっきりだ」 彼はそう言って私が投げた荷物を取ると、足早に去っていく。 「バーカ!お前は一生幸せになんてなれねえんだよ!消えろゴミカス野郎!!ファッキュー!!」 しばらくそのまま突っ立ってた。 来ていた服はもうぐちゃぐちゃだし、額や拳やらあちこち血まみれだ。 クッソ、何で泣いてんだよ。 「……凄かったね、今の」 影で見守ってた友人が来た。私の親友。 「やだ、やめてよ…」 「でもちゃんとできたね、えらい」 そう言って彼女は私の頭を軽くなでた。ちょっと恥ずかしいけど、温かい。 「うん、ありがと」 「…よし、ラーメン奢るわ」 「え、ほんと?」 「まあ、その前にシャワー浴びないと」 確かに、こんな格好じゃ出歩けない。 「あ、確かに…」 「私の家来る?」 「…うん、行く」
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