初恋

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初恋

それは初恋… そう。正しく初恋というものだ 齢12歳だった俺は異国の地で迷子になっていた。 雨が降りよくわかない閉められた店の端っこで雨宿りしていた。 『-----------??』 どうしようと体育座りをして地面を見てると頭上から声がしてハッと見上げると ポカーンとした同い年ぐらいの男の子がいた。 異国の言葉は分からなかった。母がこの地出身というのは知っているが弟が生まれた時に亡くなった。ずっとイギリスに居た俺からすれば彼が何を言ってるか理解が出来なかった でも彼はニコリと笑うと黄色い傘を俺に差し出してきた。 『-------。------------!』 何かを言ってから手を振り雨の中を帰っていった。近くに彼の父親らしき人がいて大きな傘に入り手を繋いで離れていった。 ………この傘は貰ってもいいのか??でも、そんな感じがした。 感謝の気持ちは伝えられずにもどかしい。 「坊っちゃま!!!!」 すると直ぐに爺やがやってきた。 「急に離れないでください。」 案の定爺やに怒られたが俺は急いで遠くに見える彼の背を指さし 「彼の身元を調べて」 それが俺と彼の初めての…。
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