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とまどいながら朋宏は頭を下げた。
「ありがとうございます。あの……」
訪問の理由をどう話していいか迷っている朋宏に、知花の母親は疲れたように頷いた。
「知花と連絡してないんでしょ?」
頷いて朋宏は答えた。
「はい……しばらく取ってないです。送っても無視されたから、今の学校の人たちと付き合うからそんな暇なくなったのかなって……」
「でも、今日は来たんだ」
責めているように聞こえない声だけど、朋宏には怒られた気分だった。
「ごめんなさい、おばさん」
「どうして朋くんが謝るの?」
不思議そうな彼女に朋宏は辛そうに言った。
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