それは

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そんな幸せを呼ぶ時計。 私も欲しいわ… でも、そんな物あるわけない。 「ナーナ!はやく~」 あ、友達が呼んでる。 あの子は『櫻井鈴奈』。 鈴奈と書いてレイナ。 鈴奈から私は、 幸せを呼ぶ時計について知った。 色々な情報を持ってくる。 こういう噂、彼女信じるみたい。 「ナーナ! ちょっと聞いてよ~」 ちなみにナーナは、 私のあだ名。 『なんだい、鈴奈よ。』 「あのね! …誰にも言わないでよ?」 そんなに言いたくないなら、 別に言わなくてもいいが… 『言わない、言わない!』 「実は、今日朝起きたら… 枕元に『幸せを呼ぶ時計』 があったの!!」 『……え!?』 「これ、まじだよ♪ まじビックリしたし~」 まぁ… この子が… 嘘ついてるようにも見えないし… 『すごいね!』 「私に幸せがやってくるのね☆ 時計が来た時点で幸せ☆☆」 すごくハシャいでる。 鈴奈が嬉しがってる所見ると、 やっぱ嬉しいな♪ …でも… なんか胸が痛む… 頭の中で、 何かが警告してる気がする… なんだろう… この感覚は……?    
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