鳴くようぐいす平安京

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為五郎乃は優雅な住まいに住んでいたり、 時には物乞いをしたりと二重、三重人格をわざと使っている。 ワイはな、女が嫌いだよ。武士が良いなあ。 と、思えば若い女がいればからかいながら胸をまさぐり、えへへ〜と。 その様子を見ていた貧乏神は羨ましくなり、 身分を交代しょうか、と、為五郎乃に話しかけてきた。 「貧乏でも神様は神様じゃん、ワテは女郎屋の女をからかったり猫や犬を蹴飛ばしたりしたいからなあーー神様になると何をするんじゃ」 貧乏神様はかすれて力の無い声で、 「とにかく貧乏神様は神様の中で一番馬鹿にされますう。じゃからな、身分を交代しょうぜ」 はあ〜頭がおかしな貧乏神様ーー慈悲を上げたいなあ。 「じゃあな、身分は交代はできぬが、タクアンが有るからこれを食って元気になり、ほら、浅漬けタクアンじゃ、美味いよ」 「あのな、為五郎乃よ、タクアン食ってもちんぽは勃たないじゃんか!女郎屋かあ、、金はないしーータクアン貰って行くで、また来るからな」 〜なんだあの貧乏神はやりたいのかーーはあ〜。
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